コロナで一気に広まった「webセミナー」というセミナー形式。リード獲得をした後の、ナーチャリング、信頼の獲得などに大きな効果を発揮する集客手法として、toB向け企業を中心に定着してきた手法です。
弊社でも月に数回、webセミナーを開催しています。
その際の主な集客手段はWEB広告です。
その広告を見て「webセミナーの集客について教えて欲しい」というご相談をいただくことも増えてきました。
今回の記事では、ウェビナーをweb広告で集客する際の気になる点についてまとめていきます。
ウェビナーにweb広告で集客する際のCPCの目安
こちらご覧いただいてわかる通り、CPCは800円近くになってしまっています。
通常CPC800円となると、もう根本から見直さないといけないレベル感なのですが、他のウェビナー系の広告も500円〜1000円と、CPCは高めに出ます。
おそらくこの要因として「ウェビナーの広告をみてウェビナーに参加する層」というのはそもそも少なく(=CTRが低い)、Meta側も出すべき層がわかってしまっているのだろうと思います。
ウェビナーにweb広告で集客する際のCPAの目安
ですが、裏を返せば「参加意欲が高い人に配信ができている」ということが言えます。
そのため、セミナー登録案内ページの登録率は高くなります。登録率が高いクリエイティブだと20%近いものもあります。
それによって平均で8000円弱のセミナー申し込みCPAに着地をしています。
おそらく最近のビジネス系のウェビナーのCPAは大体そのくらいかと思います。
弊社の場合「5ヶ月でEC売上を5倍にした方法」という割と直球の訴求にしているものの、対象がBtoCのEC運営者とより少なくなっているため、8000円のCPAでちょうど良くターゲットに刺さっているのかなと。
これを「5ヶ月で売上を5倍にしたWEB活用方法」という訴求にして、toBでもtoCでも当てはまりそうな訴求で出せばCPAは下がると思います。
ただ、実際のセミナー内容が、参加者の期待とズレが生じうるので、結果的にあまりいい施策にはならないだろうという判断です。
ウェビナー集客する際のクリエイティブ制作の注意点
クリエイティブの中身にも注意が必要です。
弊社が体験した失敗として、セミナー内容により興味を持ってもらおうと、セミナーの中で核となる具体的なノウハウをチラ見せしたものがありました。
こんなクリエイティブです。
こうなると○○の中身だけ知りたくてとりあえず申し込んで参加しない人や、後々の行動に繋がらない人が増え、最終的なマーケティング目標を軸に考えるとマイナスになるケースもあります。
クリエイティブを作る際には、自分たちが提供できるwebセミナーの内容と価値を踏まえ、それをしっかりと求めている人、それを聞いたら喜んでくれそうな人を集めてくるためのクリエイティブを作るように意識すると良いでしょう。
ウェビナー集客後に注意すること
一方、どんなにクリエイティブを丁寧に作り込んでも、一定割合は当日ウェビナーに参加しません。
セミナーに来ない理由として
・忘れていた
・あの時は気になったけど、熱が冷めて
・別の用事が入ってしまった
などさまざまです。
別の用事が入って来れなくなってしまうことは仕方ありませんが、忘れてしまったり、冷めてしまったりというのは、本来、お客様にとっても機会損失かもしれません。
ですので、リマインドの施策は入念に行うと良いです。
・SMSの送付
・リマインドメールの送付
などは確実にやるべきですし、できれば架電すると効果的です。
こういった施策の積み重ねで、最終的なCPAが格段に下がります。
まとめ
webセミナーは手軽に始められる、強力な営業チャネルです。
初期投資もほぼ必要ありませんし、会場代もかかりません。
ぜひ一度試してみてください。