私は、ウェブリカを上場させたいと思っています。前回書いたように、ウェブリカが全国津々浦々の企業の成長をサポートする存在であるならば、当然上場しているべきだと思うからです。
そうすると今度は「ITベンチャーが多い渋谷など、情報や人が集まる場所でやるべきでは?」というアドバイスをいただくことが増えてきます。
個人的には、それは本末転倒だと感じています。
地域企業へのサポートを標榜するのであれば、自らも地域に根差す必要があると考えています。
私は生まれも育ちも横浜なので、横浜にオフィスを置くことは自然な流れでした。
その上で横浜という地域は、たしかに首都圏という括りも可能ではありますが、個人的には「最大の”地方都市”」という認識があります。
特に弊社オフィスがある関内という街は、長く居る人たちから「関内村」と言われるような場所です。私はこの「村感」が結構好きなんです。
そして「村起こし」は「村人」がやるべきだと思うのです。だからこそ、自ら村人である必要があると思っています。
ウェブリカが今後大きくなっていくと、各地に支社を置くことになります。その時の支社長には「ちゃんと村人になれ」と言いたいと思っています。
そのようなアプローチで地域や地域企業に貢献していく。その連鎖が日本経済を底上げしていく。そうした影響の震源地でありたいと思っています。