弊社には若手が多く、人材が育つということについてよく考えさせられます。
ただ、色々なことを考えてきましたが、結局全ては「マインドセット」に終着すると思っています。
知識は、今や調べればほぼ答えが見つかります。
調べても見つからない「ノウハウ」や「テクニック」は知っている誰かに聞くか、自分で編み出す必要があります。
大事なのはベースとなる考え方で、その原理原則的な考えに基づくと、ノウハウやテクニックの調べ方の精度も上がりますし、自らノウハウを開発できるようにもなってきます。
なので、この原理原則をどれだけ自分に落とし込めるかがポイントです。
こうした抽象的な「考え方」などを浸透させるには、裏技的な方法はなく「その通りにやってみる→やってみて成功体験を積む→定着させる」ということしかないと思っています。
コミュニケーション力を上げるためには、コミュニケーションの原理原則を踏まえた上で、コミュニケーションをたくさんやって練習してみなければ上達しませんし
営業であれば、営業の原理原則を踏まえた上で、それを踏まえて意識的にやってみて、失敗や成功を繰り返さなければ上達しません。
これはスポーツと同じです。
私は大学時代ラクロスというスポーツをやっていたのですが、大学に入って初めて知ったスポーツでした。ラクロスというスポーツは、長いクロスという道具で遠心力を使って、拳くらいの大きさのゴムボールを投げるスポーツです。初めてみた人は、あれでパスを投げたりすることがとんでもなく難易度が高いように見えます。
私はコーチとして新人指導をしていたこともあるのですが、結局のところ基本的な概念だけ口頭で伝えて、あとはやってみせて、都度あってるかあってないかを指摘するくらいしかできないんです。
この点、ビジネスとスポーツにおける能力の上達は、性質が似ていると感じます。
実践の中からしか、成長は得られません。
そういった意味で、若くから実践の機会をたくさん得られるベンチャーという環境は、若くから自らビジネスを動かして大きなことを成し得たいと思う若者にとっては、最適な環境なのだと思います。